ワイモバイルの「シンプル」と「スマホベーシックプラン」との違い解説

2021年2月18日にワイモバイルの新プラン「シンプル」が始まります。シンプル開始に伴い、前日の2月17日で「スマホベーシックプラン」の新規申込受付が終了します。
新旧プランで一体何が変わっているのでしょうか?
今回はワイモバイルの新プラン「シンプル」と旧プラン「スマホベーシックプラン」の違いについて解説していきます。
今回はシンプルとスマホベーシックプランの違いについての解説で、シンプルの詳しいプラン解説は行いません。シンプルの詳しいプラン解説を見たい人は別記事で解説しています。
両プラン比較表
ワイモバイルの「シンプル」と「スマホベーシックプラン」の違いを簡単にまとめると以下のような違いがあります。
●シンプルとスマホベーシックプランの相違点(大枠)
シンプル ※2021年2月18日受付開始 | スマホベーシックプラン ※2021年2月17日新規申込受付終了 | |
---|---|---|
月額基本料金(税抜) | プランS:1,980円 プランM:2,980円 プランL:3,780円 | プランS:2,680円 プランM:3,680円 プランR:4,680円→4,480円(2021年3月以降) |
月の高速データ通信容量 | プランS:3GB プランM:15GB プランL:25GB | プランS:3GB プランM:10GB プランR:14GB→20GB(2021年3月以降) |
標準の通話タイプ | 30秒につき20円の従量課金型 | 1回10分以内の国内通話無料 ※1回10分以降の国内通話は30秒につき20円 |
通話オプション | ・だれとでも定額:+700円 ※1回10分以内の国内通話無料 ・スーパーだれとでも定額(S):+1,700円 ※国内通話24時間いつでもかけ放題 | スーパーだれとでも定額:+1,000円 ※国内通話24時間いつでもかけ放題 |
新規割の有無 | なし | あり ※半年間、月額料金700円引き |
ワイモバ学割 の割引額 | シンプルM/L:最大13ヶ月間1,000円割引 ※シンプルSは割引対象外 | ・プランS:最大13ヶ月間580円割引 ・プランM/R:最大13ヶ月間1,000円割引 |
家族割引サービス または おうち割光セット(A) の割引額 | 月額1,020円引き/回線 ※家族割引サービスの場合は2回線目以降 | 月額500円引き/回線 ※家族割引サービスの場合は2回線目以降 |
5G回線対応 | 4G/5G回線対応 | 4G回線のみ対応 ↓ 4G/5G回線対応(2021年2月18日以降順次) |

スマホベーシックプランのワイモバ学割の割引金額は厳密には2~7ヶ月目までは比較表の金額より700円割引が多いのですが、新規割との併用ができないため、実質的な割引額は上記金額になります。
月額基本料金ベースで見た場合の違い
月額料金ベースで見るとシンプルはスマホベーシックプランより700円月額料金が安い価格設定になっているのですが、この料金は通話料金が従量課金か1回10分以内無料かの違いがあり、ちょうどのその差分の価格です。そのため、シンプルも1回10分以内の国内通話かけ放題になる通話オプション「だれとでも定額」を付けてしまうとスマホベーシックプランと同じ月額料金になります。
いままでのスマホベーシックプランでは1回10分以内の国内通話無料の料金が乗っている状態の価格ということもあり、これはあまり通話をしない利用者にとっては無駄なコストとも言えたので、それがなくなり選べるようになった点は歓迎すべき点だと思います。

ただし、通話回数が多い人の場合、安さにつられて従量課金型の標準タイプにしてしまうと通話をし過ぎて逆に高くなってしまうこともあるので、自分にあった通話オプションを選択しましょう。
高速データ通信容量ベースで見た場合の違い
毎月の高速データ通信容量ベースで見ると、Sのプランはどちらも据え置きで月3GBまでと通信容量は変わりません。
MとL(R)のプランはシンプルのプランになることで場合、基本料金は変わらず高速データ通信容量が大幅に増量されています。UQモバイル「くりこしプラン」や楽天モバイル「楽天アンリミットVI」などに対抗した影響が大きいですが、それなりにデータを使う人にとってはスマホベーシックプランより優位になっています。

最近話題のドコモ(ahamo)・au(povo)・ソフトバンク(SoftBank on LINE)といった3月開始予定の新プランでは20GBで3,000円を切る価格設定を打ち出していますが、ワイモバイルのシンプルMが対抗プランにあたり、割引なしの定価ベースで見ると高速データ通信容量ではワイモバイルは5GB劣るものの3大キャリアの新プランはオンライン限定で店頭での契約やサポートは一切受けられないのに対して、ワイモバイルのシンプルは、店頭での契約やサポート対応も受けられる点で初心者にも導入しやすいプランになっています。(オンライン限定プランは基本的に契約や設定など自己完結可能な玄人向け…)
割引ベースで見た場合の違い
いままでのスマホベーシックプランでは半年間700円割引になる新規割がありましたが、この新規割の新規申し込み受付がシンプルのプラン開始前日の2021年2月17日で終了するため、新規割の割引を受けられません。
ただし、2回線目以降の契約で受けられる「家族割引サービス」の割引もしくはソフトバンク光/ソフトバンクエアーの家のネット回線とのセット割「おうち割光セット(A)」の割引を受けられる場合は、スマホベーシックプランよりシンプルの方が2倍以上の割引額で非常に得になります。
どちらのプランが得なのか
基本的には新プランであるシンプルの方が得になる人は多いです。ただし、一部条件の人はスマホベーシックプランの方が短期間ながら得になる場合もあります。
シンプルの方が得になるケース
スマホベーシックプランよりシンプルの方が得になる人は以下の条件に当てはまるものが多ければ多いほど得になります。
- MまたはLのプランを使う人
※利用可能な高速データ通信量が多い - ほとんど通話しない(目安:1か月17分30秒未満)
※通話オプションを付ける必要がないので基本料金が安くなる - 2回線以上の契約、またはソフトバンク光/ソフトバンクエアーを利用している人
※スマホベーシックプランより割引額が大きい
スマホベーシックプランの方が得になるレアケース
レアケースですが、以下の条件をすべて満たす場合には新規割が利用できる半年間だけスマホベーシックプランの方が得です。
- Sのプランを使う人
※利用可能な高速データ通信量は変わらない - 通話を一定量以上する人(目安:1か月17分30秒以上)
※従量課金ベースで700円以上の通話をするかどうかで判断(通話オプションを付けてしまうとどちらも料金は変わらなくなる。) - 1回線以上の契約かつソフトバンク光/ソフトバンクエアーを利用していない人
※増額になっている割引の恩恵を受けられない

新規割の割引期間以降は、どちらのプランも差が無くなってしまいます。。。
スマホベーシックプランからシンプルに自動でプランは変わらない
最後に注意点ですが、現在スマホベーシックプランを利用している人が、シンプルのプランを利用したいと考えている場合は、2021年2月18日に自動でプランが切り替わるといったことはないため、プラン変更の手続きが必要になります。

ただし、スマホベーシックプランRの2021年3月からの料金値下げとデータ容量増量は同じプラン内でのことなので自動適用されます。
勝手にはプランは変わらない点には注意しておきましょう。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!
(次回は、シンプルとUQモバイル・楽天モバイルのプランとの違いについて解説します。)
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