MNPのメリットは?機種変更との違いも解説【キャリア乗り換えガイド】

MNP

乗り換え(MNP)のススメ

携帯電話にあまり興味がない方でも「乗り換え」「MNP」という言葉は何度か耳にしたことがあるのではないでしょうか?

一般的に、乗り換え(MNP)とは現在お使いの番号そのままで携帯電話会社を変更すること。そして機種変更とは、契約しているキャリアは変えずに携帯端末のみ変更することです。

どちらも「機種を変える」という点では同じ。

携帯電話をお使いの方は「MNP」「機種変更」かの選択を2年ごとに迫られ、頭を悩ませたことがある。という方も多いことでしょう。

●機種変更よりメリットがある?

最初に言ってしまえば、機種変更よりMNPのほうがメリットが高いのは間違いありません。

もちろん、「手続きが面倒」「時間がかかりそう」などの先入観から二の足を踏んでしまっている場合もあるでしょうし、具体的にどこがどうお得なのかが解らないので機種変更を続けているパターンも多いことでしょう。

得するポイントを理解しておけば、そのメリットを最大限受けることができるはず。

携帯電話を乗り換えるメリットは実際に何があるのか?機種変更と比べてどのくらいお得なのか?さらに「デメリット」も知っておくことにより、自分にとってベストな選択ができるのではないかと思います。

ここではキャリア間で乗り換え(MNP)のメリット・デメリットや手続き方法、機種変更との月額維持費の違いなどを徹底的に解りやすく・詳しくご紹介します。

今まで「機種変更しかしたことないYO!」という方にこそ是非読んでいただきたいです。

それではいってみましょう~!

乗り換え(MNP)とは何か?

MNPとはMobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)の略。上述しましたが、現在利用している電話番号を変えずに携帯電話会社を変更することです。

逆に「機種変更」とは、電話番号はもちろん携帯電話会社も変更しないで別の端末へ移行すること。

携帯電話会社(キャリア)からすると、他社から乗り換え(MNP)する人は是が非でも獲得したいというのが正直なところ。ライバル会社のユーザー数を減らすと同時に自社のユーザーを増やせるのですからまさに一石二鳥というわけです。

なので、各キャリアはMNPに手厚い「おもてなし」、つまり数々の特典を用意して獲得するわけです。以前はキャリア間で「●万円キャッシュバック」など過激なキャンペーンが各販売店で展開されてましたが、総務省からのお達しにより、なりをひそめた感があります。

過激なキャッシュバックなどは少なくなったものの、乗り換え(MNP)の優位性に変わりはありません。むしろ大っぴらにしていないだけで、以前と変わらない現金還元や特典を用意しているショップもあります。

ソフトバンクへMNPの方限定。特典の多いショップ

乗り換え(MNP)の特典とは?

MNPの特典は、主にキャリア側販売ショップ側で用意されています。では、それぞれ解説します。

キャリアとショップのMNP特典

キャリアの特典

キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では、端末に応じた割引があり、MNPのほうが負担額が安くなります。

・ドコモは「月々サポート」
・auは「毎月割」
・ソフトバンクは「月月割」

という名称の割引サービスです。この割引額が機種変更と乗り換え(MNP)では異なります。

1.乗り換え(MNP)のほうが本体の割引額が多い
iPhone7 32GBの本体負担額(ソフトバンクの例)
本体価格 月月割 毎月の負担額
機種変更の場合 3,660円/月
(総額87,840円)
-2,805円 855円/月
乗り換え(MNP)の場合 3,660円/月
(総額87,840円)
-3,210円 450円/月

※MNPの場合、月々の負担額は機種変更のおよそ半額になっていますね。

2.キャリアのキャンペーンは?

現在提供されているキャリアのキャンペーンはガラケーからの乗り換えを対象にしたものや古い端末を下取り月額料金から割り引いてくれるものなどがあります。

しかし基本的に「ガラケー通話し放題割」以外の主要なキャンペーンは機種変更も対象となっているため、機種変更とMNPで比較してもあまり料金に差がありません。

キャリアの主なキャンペーン(2017年7月時点)
キャリア キャンペーン名 特典内容
ドコモ シニアはじめてスマホ割 60歳以上の方がMNPで割引
au スマホはじめる割 他社ガラケーからauのスマホへ乗り換えで通信料が特別価格に。指定の端末を購入するとさらに別途割引
下取りプログラム(乗りかえ) 買取額分を毎月の利用料金から割引
ソフトバンク スマホデビュー割 他社ガラケーからソフトバンクのスマホへ乗り換えで毎月一定額を割引。指定の端末を購入するとさらに別途割引
のりかえ下取りプログラム 買取額分を毎月の利用料金から割引
ガラケー通話し放題割 他社ガラケーからソフトバンクガラケーに乗り換えで毎月一定額を割引

つまり、現在キャリア側で受けるMNPの特典は端末実質負担額が安くなるという事くらいです。ではMNPの特典を最大限受けるためのお得ポイントは他にあるのでしょうか?

それは販売ショップの独自キャンペーンです。

販売ショップの特典

上では「キャリア側の特典」をご紹介しましたが、さらに手続きを行う「ショップ」側でも店舗によって特典が受けられます。「キャリアの割引」「ショップのキャンペーン」、この2つを利用することでMNPのメリットを最大限に引き出すことができます。

MNPならショップキャンペーンを活用すべし

MNPの旨味はショップの特典にあるといっても過言ではありません。なので、ほとんど特典のないキャリアの公式オンラインショップなどで乗り換えをするのはあまり賢明ではありません。

●MNPの特典を最大限受けるには「ショップ選び」が重要。

販売ショップでは、MNPの方限定でキャッシュバック一括0円(機種代金をショップが負担)などの特典が付く場合があります。

キャリアのプラン自体はどのショップで手続きしても同じなので、どうせなら特典を出しているショップで手続きしたほうがメリットが高いのは言うまでもありませんよね。

ソフトバンクへMNPの方限定。特典の多いショップ

●街のショップはキャリアが運営していない!

ご存知でしたか?
auショップ

街でよく見かける「ドコモ/ソフトバンク/auショップ」、じつはこれらはキャリアが出しているお店ではありません。全てキャリアと契約している「代理店」なんです。そのため店舗ごとに運営会社も異なります。
※auやソフトバンクには直営店がいちおう存在しますが、非常に数が少なく全国に数店舗のみ。ドコモに直営店は全くありません。

同じ会社がドコモショップとauショップを同時に運営。といったパターンもあります。

携帯電話の店舗は、大半が代理店

つまり同じドコモショップだとしても運営する会社が違うため、それぞれがライバル店。販売店同士で競い合っているわけです。

ですので当然、特典もショップによってそれぞれ異なります。

●携帯電話ショップはキャリアからの「販売奨励金」で成り立っている。

街のショップなどの携帯販売代理店は端末を販売するごとにキャリアから「販売奨励金」という名目でお金(インセンティブ)がもらえます。

冒頭で述べたようにキャリアは他社からの乗り換え(MNP)はとにかく獲得したいため、MNPのインセンティブは高額になっています。そのお金の中から特典の費用を捻出するので、当然MNPが厚遇されるわけですね。

●どのショップを選べば良いのか?

特典を出しているお得なショップ探しはけっこう至難の業。店舗ごとの独自キャンペーンなので見つけにくく、期間限定だったり店舗が遠いなど、なかなか良い特典に巡り合うことが難しいのも事実です。

おすすめなのがさらに全国どこからでも手続きすることが可能なネット販売代理店です。同じネットでも「公式オンラインショップ」は直営店のためキャッシュバックはほとんど期待できません。あくまでネットの「代理店」が狙い目です。

ネット販売代理店は店舗を持たないため、あらゆるコストを削減することができ、その浮いたコストをキャッシュバックなどの各種特典に回しているからです。

しかし、最近はauやドコモのネット販売代理店はほとんど見かけなくなりました。唯一ソフトバンクのネット販売代理店だけが数店残っています。

ソフトバンクへの乗り換えだと、ネット販売代理店の老舗「おとくケータイ.net」がおすすめ。高キャッシュバックや一括0円端末もあり、手続きは全てネットでOK。(当サイト管理人も過去に利用しました)

おとくケータイ.netの詳細はこちら

●特典は季節や曜日によっても変わる

また、同じ店舗でも時期によって特典が大きく異なります。ショップ側の都合で「この月は少しでも多く獲得したい!」となれば期間限定でキャンペーンを行う場合があります。

そういった場合はショップの公式ツイッターなどSNSなどで告知される場合が多いので、動向を注意深く見守る必要があります。(大半のショップはツイッターを利用し、キャンペーン告知をしています)

機種変更とMNPの違い

機種変更とMNPの料金の違いはあるのでしょうか?auユーザーの場合を例にシミュレーションしてみましょう。

機種変更とMNPの料金比較(キャリア公式特典のみ)

機種変更する場合他社(ソフトバンク)に乗り換えた場合の料金の比較になります。

●機種変更の場合(au→au)

5分以内かけ放題+データ定額5GB
月額7,515円
●スーパーカケホ
※5分以内の通話がし放題
1,836円
●ウェブ使用料
LTE NET
324円
●データ定額
データ定額5GB
5,400円
●iPhone7(32GB)端末代 3,300円
●毎月割 -2,445円
●下取りプログラム
※iPhone6を下取り
-900円

さらに事務手数料が2000円~3000円(変更する回線種別により異なる)かかります。

●MNPの場合(au→ソフトバンクへ)

5分以内かけ放題+データ定額5GB
月額7,110円
●スマ放題ライト(通話定額ライト基本料)
※5分以内の通話がし放題
1,836円
●ウェブ使用料 324円
●データ定額
データ定額5GB
5,400円
●iPhone7(32GB)端末代 3,660円
●のりかえ下取りプログラム
※iPhone6を下取り
-900円
●月月割 -3,210円

さらにMNPにともなう手数料が5000円~6000円(キャリアにより異なる)かかります。また更新月以外の乗り換えの場合、「契約解除料」がかかります。(後述)

手数料などを考えるとMNPにあまりお得感はないように思えますね。

そこで登場するのがショップのキャンペーン。悩みの種の違約金や各種手数料もキャッシュバックですべて解決できます。一括0円端末であれば乗り換え後の月額料金を抑えることができます。

ショップの特典を受けた場合

では実際にショップのMNPキャンペーンの一例を見てみましょう。「DIGNO F」が一括0円、かつキャッシュバックも出しています。(最新の端末だと一括0円の対象にならない場合が多いのでご注意ください。)

5分以内かけ放題+データ定額5GB
月額3,892円
●スマ放題ライト(通話定額ライト基本料)
※5分以内の通話がし放題
1,836円
●ウェブ使用料 324円
●データ定額
データ定額5GB
5,400円
●端末代 0円
●特別値引き -2,268円
●キャンペーン値引き -1,200円
●のりかえ下取りプログラム
※ガラケーを下取り
-200円

+さらにキャッシュバックが20,000円

上記の料金は実際おとくケータイ.netで以前に開催していたMNP限定キャンペーンです(現在開催中のキャンペーンは問い合わせしてみて下さい)。

ショップの特典をうまく利用するだけでキャッシュバックだけでなく月額料金も格安になる場合も多いということがお分かり頂けたかと思います。

乗り換え(MNP)のデメリットは

当然乗り換え(MNP)にもデメリットはあります。

キャリアメールが使えなくなる。

キャリアのメールXXX@docomo.ne.jpXXX@ezweb.ne.jpなどをガッツリ利用していた方はそれまでのアドレスは利用できなくなります。

手数料が機種変更よりも多くかかる

上で述べたように乗り換えの場合は手数料がかかります。また更新月以外の乗り換えの場合は違約金が必要となります。(端末の残金がある場合は引き続き支払いが必要)

乗り換えの手数料一覧
名目 支払先 金額(税込)
1.MNP転出手数料 転出元 ドコモから転出→2,000円
au・ソフトバンクから転出→3,000円
2.契約事務手数料 乗り換え先 3,000円
3.契約解除料(違約金)
※契約更新月以外の乗り換えの場合
転出元 9500円
更新月以外ののりかえ・端末代残金に注意

2年契約(2年縛り)に加入している方が「更新月」以外に他社に乗り換えた場合は「契約解除料」が別途9,500円かかります。また、端末分割金の支払いが残っている場合は引き続き支払いが必要です。(その場合、毎月割・月月割などの割引は受けられません。)

3年目も同じ端末を使いたい方は要注意!

「MNP」も「機種変更」もしない!この端末を3年目も引き続き使いたい。という方は月額料金が高くなる場合があるので注意が必要です。

1.各割引キャンペーンが「2年」で終了。

●割引を適用している方は注意!

例えばauの「スマートバリュー」など2年間だけ割引が適用されるサービスに加入している場合は、割引期間が終了する3年目からは割引が適用されなくなるため月額料金が高くなってしまいます。

2.毎月割も終了する。

また、端末代金に応じて一定金額が割り引かれる「毎月割」も3年目からは割引が適用されなくなります。

●端末を「分割で購入」している方

毎月割を適用し、端末代金を分割にしていた場合は分割金に対して同じくらいの額の割引(毎月割)があります。そして端末代の支払いが2年で完済すると同時に割引も終了となるため、残念ながら「端末代を完済したから月額料金も大幅ダウン!」とはならず、月額料金自体はあまり変化しません。

●端末を「一括で購入」している方

毎月割を適用し、端末を初回に一括購入した場合も、端末の分割額と同じくらいの額の割引(毎月割)があります。

端末代は初回に支払っているため、当然月々の端末代金の支払はなく割引のみ受けている状態です。そのため3年目に毎月割が適用されなくなると割引だけ無くなるため、その分月額料金が高くなってしまいます。

MNPのメリットのまとめ

それはMNPのメリット・デメリット・注意点をまとめてみましょう。

  • キャリアとショップの双方に特典がある。
  • 更新月以外の乗り換え(MNP)は違約金がかかる。
  • 得するか否かはショップのキャンペーン次第。
  • キャッシュバックで手数料が相殺できる場合も。
  • 一括0円端末なら月額料金がグッと安くなる
  • 3年以降も同じ端末を利用する場合は月額料金が高くなるケースが多い

上記の理由から、2年おきの更新月に乗り換え(MNP)るのが一番お得になります。

最後にソフトバンクへの乗り換えにオススメのショップをご紹介します。上でも紹介した「おとくケータイ.net」です。当サイトでは度々登場していますが。。