ドコモの「キッズケータイプラン」徹底解説。12歳以下限定プランの料金・利用条件・特徴は?

小学生になると習い事に通わせたり、友達の家に遊びに行ったりなど、親が同伴せず子供が一人で外出する機会が出てきます。そのようなときにはいつでも子供に連絡を取る手段があると安心です。
最近はスマホという便利なものもありますが、まだまだ考えが幼い小学生の段階で、スマホを持たせるには早いと考える方は、家族への電話やメール機能だけの必要最低限の機能のあるキッズケータイを利用しましょう。
今回はドコモの「キッズケータイプラン」について料金・利用条件・特徴など詳しく解説していきます。
特徴
まずは、ドコモの「キッズケータイプラン」の特徴について解説します。
現在のキッズケータイプランは2種類ある
ドコモの「キッズケータイプラン」は、2020年1月時点では2種類存在します。
2つのプランの違いは通信規格がFOMAかXiかの違いで料金等は同じです。
(選択するキッズケータイの機種により選択するプランが変わってきます。)
- キッズケータイプラン(Xi)
- 対象機種
- SH-03M(2020年1月17日発売)
- 対象機種
- キッズケータイプラン(FOMA)
※FOMAタイプのプランは2020年3月31日をもって新規申込受付が終了します。- 対象機種
- F-03J(2017年3月3日発売)
- HW-01D、HW-01G、HW-02C(生産終了)
- 対象機種

2020年4月以降は、新たに契約できるのはキッズケータイプラン(Xi)のみになり、機種もキッズケータイ SH-03Mのみとなります。
SH-03M(Xiタイプ) F-03J(FOMAタイプ)
FOMAとXiの違いは、通信規格が違います。FOMAは3Gタイプの規格で、Xiは4Gタイプの規格です。3Gサービスはキッズケータイに限らず、新規受付が終了しているものが多く、現在3Gを利用している人も3Gサービス提供自体が数年以内にサービス終了をする予定になっています。
※ドコモのFOMAは2026年3月31日でサービス終了予定になっています。
XiタイプのSH-03MはVoLTE対応で通話の音質もFOMAタイプのものより良くなっています。
●参考:3G音声とVoLTEの性能比較(キッズケータイで影響しそうなところを抜粋)
要素 | 3G音声 (CSフォールバック) | VoLTE |
---|---|---|
高音質 (音声周波数帯域) | 300~3,400Hz | 50~7,000Hz ※高音域がよりクリア |
すぐつながる通話 (接続時間) | 約6~8秒 | 約2~3秒 ※VoLTE発VoLTE着の場合 |
色々な制限がある
ドコモのキッズケータイプランに限らず、各社のキッズケータイのプランは誰もが利用できるプランではなく、機能面でも不必要に余計なことをさせないために色々な制限が設けられています。
- 申込み時の利用者の年齢が12歳以下の場合のみ利用可能
※申込み後に12歳を超えた場合でも継続利用はできます。 - 12歳以下のお子様1人につき1回線のみ契約可能
※同じお子様で2回線以上の契約はできません。 - キッズケータイプラン単独での契約はできない
※同じ「ファミリー割引」グループに属するドコモの契約回線(親回線)が必要です。 - データ通信は付いていない
※SMSは利用可能です。
色々な制限があるものの代わりに利用料金は非常に安価になっています。次は気になる料金を見てみましょう。
料金
ドコモのキッズケータイプランの料金はXiのタイプもFOMAのタイプも変わらず、月額500円で利用することができます。
また、2019年10月以降に契約したキッズケータイプランについては契約期間の縛りもなく、いつ解約しても契約解除料が0円で、必要とする期間で非常に安価で利用することができます。
料金(税抜) | ||
---|---|---|
月額料金 | 500円 | |
国内通話料 | 家族間通話 | 無料 ※同じファミリー割引への通話 |
家族以外への通話 | 30秒につき20円 | |
SMS送信料 | 国内 | 1回3円~ ※受信は無料 |
国際SMS | 1回50円~ ※受信は無料 |
※端末代金、ユニバーサルサービス料(月額数円程度)は含まれていません。
2年契約の縛りや契約解除料はないものの新規で契約の際には事務手数料3,000円が別途必要です。
(初月の利用料にまとめて請求されます)
ドコモショップなどの店頭での契約の場合には事務手数料は有料ですが、ドコモオンラインショップでの手続きの場合には契約の事務手数料がかからずオススメです。
※ただし、XiタイプのSH-03M購入の場合は購入後にプラン変更の手続きをする必要があるようです。
端末代金
ドコモのキッズケータイプランの月額料金500円には端末代金は含まれていないので、端末購入する場合には別途端末代が必要になります。
2020年1月現在、ドコモで購入できるキッズケータイ向け端末は2機種です。
●キッズケータイプラン対応のキッズケータイ機種代金
機種名 | 端末本体代金(税込) |
---|---|
SH-03M (2020年1月17日発売) ※Xiタイプのプランになる | 14,256円 |
F-03J (2017年3月3日発売) ※FOMAタイプのプランになる ※プランの新規申込は2020年3月31日で終了 | 11,880円 |
端末代金を抑える手段としてドコモの場合は「スマホおかえしプログラム」を利用するというものがありますが、対象機種が一部のスマホ機種に限定されていて、キッズケータイの端末は対象に含まれていないため、このプログラムは利用することができません。
オプションでイマドコサーチを付けられる

ドコモのキッズケータイプランの標準の月額料金には含まれていない有料のオプションサービスに「イマドコサーチ」があります。このサービスはキッズケータイやスマホなどのGPS機能を使って子どもの居場所を探せて、見守ることができるサービスです。
このオプションサービスを利用することで子供の迷子や寄り道など、学校や塾、習い事の行き帰りに居場所を確認することができます。
●イマドコサーチの利用料金
料金(税抜) | |
---|---|
月額利用料 | 200円 |
検索料 | 1回あたり5円 |
↓イマドコサーチについての詳しい内容は
ドコモ公式:イマドコサーチ
キッズケータイプラン2とは
最後に少しおまけ的なものですが、現在のドコモの「キッズケータイプラン」はMy docomoや請求書などでの表記上は「キッズケータイプラン2」と書かれます。
これは、2019年10月に改正電気通信事業法が施行したことに伴い、「キッズケータイプラン」の適用条件や解約金などが2019年10月で変わったことが影響しています。
My docomoや請求書などでの表記 | |
---|---|
2019年9月30日までに契約した キッズケータイプラン | キッズケータイプラン |
2019年10月1日以降に契約した キッズケータイプラン | キッズケータイプラン2 |

これからキッズケータイプランを契約する人は請求書などでキッズケータイプラン2と表記されても同じものなので慌てないようにしましょう。
現在のキッズケータイプラン2については2年定期契約や契約解除料はありませんが、2019年9月30日までに契約したキッズケータイプランについては、2年定期契約があり、更新月以外での解約などについては契約解除料があるといったプランでした。
※2年契約ありの時の月額利用料金は現在のキッズケータイプランと同じ500円から利用でき、2年契約なしにすると月額料金が500円高くなるというプランでした。
まとめ
今回のドコモのキッズケータイプランについて解説しました。ドコモのキッズケータイプランは申込時点で12歳以下の人が利用できるプランで、通話とメール(SMS)のみで機能面は必要最低限のものですが、月額500円から利用でき、2年定期契約や契約解除料がかからない非常に安価で利用できるプランです。
ただし、キッズケータイプラン単独での契約はできなく、必ず同じファミリー割引に属するドコモの親回線の契約があることが必要になる点には注意しましょう。
↓キッズケータイプランについての詳しい内容は
ドコモ公式:キッズケータイプラン(Xi)
ドコモ公式:キッズケータイプラン(FOMA)
いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!
↓ドコモを利用したくなった人はこちら
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです