ドコモのライトユーザー向け「ギガライト」徹底解説。料金や特徴、デメリットは?

このページの内容は2019年9月30日申し込み分までの、古い「ギガライト」のプラン解説です。2019年10月以降申し込み分の新しい「ギガライト」の解説記事については、以下のページで解説しています。
↓以下は2019年9月30日までの申し込み分の古い「ギガライト」についての解説です。
NTTドコモが2019年4月15日に新料金プランを発表をしました。新しい料金プランは2つ「ギガライト」と「ギガホ」。両プランは2019年5月22日から予約受付を開始。2019年6月1日からサービス提供を開始します。
今回は、データを多く使わないライトユーザー向けの段階性定額型プランの「ギガライト」について、料金や特徴、適用可能なキャンペーンをはじめ、現在の料金プランの違いやメリット・デメリットなどについて徹底的に詳しく解説していきます。
↓もうひとつの新プラン「ギガホ」の解説を見たい方はこちら。ギガライトとは

「ギガライト」とは、スマホ契約に必要な要素である、
- 基本料金(電話にかかる料金)
- ウェブ使用料(ウェブを使用するための料金)
- データ通信料(通信にかかる料金)
がセットでコミコミになった、使えるデータ容量があまり多くないライトユーザー向けの段階制の定額プランです。
↓関連記事:携帯・スマホ料金プランの仕組みプランのタイプとしては競合キャリアであるauの「auピタットプラン」や、ソフトバンクの「ミニモンスター」にり近いタイプのプラン内容になっています。
主な特徴
ギガライトの主な特徴ですが、以下のような特徴があります。
データプランは4段階制の定額プラン

ギガライトのデータプランは使ったデータ量に応じて4つのステップに分かれた定額料金プランです。最大で7GBまで高速通信ができます。
ギガライトは従来のドコモのプランで似たプランは「ベーシックパック」が該当します。
料金の上がる容量の段階は3ステップまでは同じですが、一番料金の高くなる4ステップ目のデータ容量の上限に違いあります。表にすると以下のようになります。
●「ギガライト」と「ベーシックパック」の利用可能データ容量比較表
ステップ | ギガライト (新プラン) | ベーシックパック (従来プラン) |
---|---|---|
ステップ1 | ~1GB | ~1GB |
ステップ2 | ~3GB | ~3GB |
ステップ3 | ~5GB | ~5GB |
ステップ4 | ~7GB | ~20GB |
※容量を超過した場合の速度制限時の通信速度は最大128kbpsはどちらのプランも同じで、パケット繰り越しができない点も両プラン共通しています。
表を比較すると従来プランの方が良さそうに見えますが、後ほど詳しく解説しますが、料金面では、従来プランでは最終ステップに到達すると大容量の定額プランの料金よりも高くなる逆転現象(ソフトバンクやauの同タイプのプランも同様)がありましたが、今回の新プラン「ギガライト」では最終ステップの段階でも大容量の定額プラン「ギガホ」の料金より高くならない価格設定で、意識しないデータをたくさん使ってしまい高額請求されるといった現象にならないような良心的なプラン設計になっています。

7GB以上20GB未満使う人で、新たにドコモと契約したいといった場合には、「ギガホ」を使いましょう。
速度制限時の通信速度が最大128kbpsのまま
「新プランでは速度制限時の通信速度が極端に遅くならない!」といったニュースや記事を見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、極端に遅くならない(最大1Mbps)のはもうひとつの新プランの「ギガホ」のみで、「ギガライト」については最大128kbpsの速度制限のままで従来プランと変わらないので注意しましょう。
ドコモ公式サイトの「ギガライト」の月額「1,980円」の正体は?

ドコモ公式サイト「ギガライト」のページに書かれている月額「1,980円」。
かなり安く見えますが、これは特定の条件に当てはまれば実現できる料金で、最小限のプランを選択し、データを最小限に利用し、家族3人以上で契約し、割引キャンペーンを適用させた結果、期間限定でようやく実現できる価格になります。
カンタンに「1,980円」になる条件をまとめると以下の通りで、とても難易度が高いです。
- 「2年契約」はあり
- 1ヵ月に使用するデータは1GB未満に抑える
- 通話プランはオプションなしの従量課金型(国内通話なら30秒につき20円)で通話やSMS送信は一切しない(ただし、同じドコモ回線の家族への通話はOK)
- ドコモに家族3人以上で契約し、「みんなドコモ割」を適用する
2年契約の縛りがある
ギガライトのプランもほかのプランと同様に、2年周期の契約期間縛りを付けた「定期契約あり(自動更新)」があり、定期契約にすることで月額1,500円の割引が入ります。
月額1,980円にするためには2年の定期契約をつける必要があります。
●ギガライトの月額料金表(税抜)
1ヵ月の 利用可能データ量 | 定期契約あり | 定期契約なし |
---|---|---|
~1GB (ステップ1) | 2,980円 | 4,480円 |
~3GB (ステップ2) | 3,980円 | 5,480円 |
~5GB (ステップ3) | 4,980円 | 6,480円 |
~7GB (ステップ4) | 5,980円 | 7,480円 |
定期契約があるため、更新月(契約満了月の当月・翌月・翌々月の3ヶ月間)以外での解約の場合、契約解除料が9,500円発生します。

この点は従来のプランの契約解除料や更新月期間などと特に違いはありません。
通話タイプは3タイプで一番安いタイプを選択

ギガライトの通話タイプは3種類あり、標準の通話プランは国内通話であれば30秒につき20円の通話料が発生するタイプで、残りの二つは通話オプションという形で選択します。
●3種類の通話タイプ
通話オプション | 月額料金 (税抜) | 内容 |
---|---|---|
(標準) | - | 国内通話30秒につき20円の従量課金型 ※ただし家族内通話は無料 |
5分通話無料オプション | +700円 | 1回5分以内の国内通話が無料 |
かけ放題オプション | +1,700円 | 国内通話が24時間いつでも無料 |
月額1,980円にするためには、通話オプションを付けない従量課金型の通話タイプを選択し、SMS送信や家族内通話以外の通話を一切せず、追加の通話料がかからないようにする必要があります。
ギガライトの通話タイプを従来型の通話プランに置き換えると以下のような構図になります。
●通話プラン名の対照表
従来型の 通話プラン名 | ギガライトの 通話オプション名 | 内容 |
---|---|---|
シンプルプラン | (標準) | 国内通話30秒につき20円の従量課金型 ※ただし家族内通話は無料 |
カケホーダイライトプラン | 5分通話無料オプション | 1回5分以内の通話が無料 |
カケホーダイプラン | かけ放題オプション | 国内通話が24時間いつでも無料 |
データプラン | - | 通話なし。データ通信のみ利用のプラン |

従来型の通話プランのデータプランにあたる通話オプションがギガライトにはありません。
家族3人以上で「みんなドコモ割」を適用している

ドコモの家族割引サービスの「ファミリー割引」をギガライトで適用すると「みんなドコモ割」の割引を受けられるようになります。「みんなドコモ割」は新プランの「ギガライト」、「ギガホ」で使える割引で、「ギガライト」の場合、家族人数によって以下の割引金額が毎月適用されるようになります。

段階制タイプのプランで家族割回線数で割引が入るのは、従来のプランやソフトバンクなど大手キャリアでもないので、この点はほかのプランにはない強みといえます。
●「みんなドコモ割」適用時の1台あたりの割引金額
ファミリー割引の 家族回線数 | 毎月の割引金額 (税抜) |
---|---|
1回線 | 割引なし |
2回線 | 500円引き |
3回線以上 | 1,000円引き |
ギガライトで月額1,980円にするためには、ファミリー割引対象の家族が3人(3回線)以上いる必要があります。

同居していない家族や親族でも三親等まで組み入れることができます。
少しややこしいケースとしてありそうなのが、新プランと従来型プランが混在している家族回線がある場合です。ファミリー割引の対象となる回線が3回線あり、「ギガライト」が1回線、そのほかの従来型プランが2回線あるようなケースでは、ファミリー割引のカウントは3つで1,000円引きに該当しますが、「みんなドコモ割」の割引対象となるギガライトは1回線のため、1,000円×1人分というような計算方法になります。
月額1,980円の内訳を表にすると
ギガライトで月額1,980円になる内訳を表にすると以下のようになります。
●「ギガライト」で月額1,980円になる内訳表
項目 | 月額料金 (税抜) |
---|---|
ギガライト (~1GB未満) | 4,480円 |
2年契約(自動更新) | -1,500円 |
みんなドコモ割 (家族3回線以上) | -1,000円 |
合計(~1GB未満) | 1,980円 |
合計(~3GB未満) | 2,980円 |
合計(~5GB未満) | 3,980円 |
合計(~7GB未満) | 4,980円 |

家族回線が2回線の場合は+500円。家族回線が1回線の場合は+1,000円という計算になります。国内通話が無料になる通話オプションを付ける場合も、オプション金額が加算されます。
「ギガホ割」はつきません
もうひとつのドコモの新プラン「ギガホ」プランを利用した場合には最初の6ヶ月間、毎月1,000円割引になる「ギガホ割」が適用されるのですが、「ギガライト」については「ギガホ割」の割引対象外になり割引されない点には、注意しましょう。
ほかに適用できる割引・キャンペーン
ギガライトに組み合わせる割引・キャンペーンとして、「みんなドコモ割」がありましたが、これら以外にも組み合わせることができる割引やキャンペーンがあるので一例をご紹介します。
ドコモ光セット割

ドコモのスマホのほかに家のネット回線もドコモ指定の回線(ドコモ光)にした場合に適用できる「ドコモ光セット割」があり、「ギガライト」で「ドコモ光セット割」を適用した場合、使用したデータ量に応じて月額料金が毎月最大1,000円割引されるようになります。
割引の期間は永年適用です。
●「ドコモ光セット割」の割引金額(税抜)
1ヵ月の 利用可能データ量 | 割引金額(月額) |
---|---|
~1GB (ステップ1) | 割引なし |
~3GB (ステップ2) | 500円割引 |
~5GB (ステップ3) | 1,000円割引 |
~7GB (ステップ4) |
※同一「ファミリー割引」グループ内で「ドコモ光ミニ」のみ利用の場合は500円引き(3GB~7GBの場合)、または200円引き(1GB~3GB)に減額されます。
ドコモ公式:ドコモ光セット割
はじめてスマホ割
「はじめてスマホ割」は新プランの「ギガライト」や「ギガホ」の開始にあわせて始まる割引キャンペーンで、フィーチャーフォンからスマホへの変更や従来型プランから変更などで12ヶ月間、月額料金が1,000円引きされるようになります。
●「はじめてスマホ割」の割引金額(税抜)
毎月の割引金額 | |
---|---|
はじめてスマホ割 | 1,000円割引 × 12ヶ月間 |
はじめてスマホ割の適用条件
以下の条件を満たす場合にはじめてスマホ割が適用できます。
対象オーダー
以下のいずれかに該当すること。
- 契約変更(FOMA→Xi)
- 他社携帯会社のフィーチャーフォンからMNP
- 「ウェルカムスマホ割」適用中の方で「ギガライト」、「ギガホ」にプラン変更
- 以下の料金プランから対象料金プランへのプラン変更
- ケータイプラン ※定期契約なしもOK
- カケホーダイプラン(ケータイ) ※定期契約なしもOK
- カケホーダイライトプラン(ケータイ) ※定期契約なしもOK
- シンプルプラン(ケータイ) ※定期契約なしもOK
契約種別
Xi
契約者名義
個人名義・法人名義どちらもOK
対象料金プラン
「ギガライト」「ギガホ」
※定期契約なしでもOK
利用中端末
※「1.契約変更(FOMA→Xi)」「2.料金プラン変更」の場合のみ該当
直近にドコモ販売店で購入手続きし、ドコモに登録されている最新購入機種が以下の対象機種かつ、18か月以上の利用。
- ドコモケータイ
- らくらくホン(らくらくスマートフォンを除く)
- キッズケータイ
ドコモ公式:はじめてスマホ割
ずっとドコモ特典
「ずっとドコモ特典」も「ギガライト」「ギガホ」の開始にあわせてはじまるキャンペーンで、dポイントクラブのステージに応じて毎年の誕生月にdポイントが付与される特典です。
dポイントクラブの ステージ | 進呈ポイント数 (期間・用途限定) |
---|---|
プラチナステージ | 3,000pt |
4thステージ | 2,000pt |
3rdステージ | 1,500pt |
2ndステージ | 1,000pt |
1stステージ | 500pt |
●dポイントクラブのステージ条件
ステージ | 条件1 ※ドコモ回線継続利用期間 | 条件2 ※6ヶ月間累計のdポイント獲得数 |
---|---|---|
1st | 4年未満 | 600pt未満 |
2nd | 4年以上 | 600pt以上 |
3rd | 8年以上 | 1,800pt以上 |
4th | 10年以上 | 3,000pt以上 |
プラチナ | 15年以上 | 10,000pt以上 |

条件1と条件2で良い方の条件が適用されます。
(条件1が3rd、条件2が1stに該当する場合は3rdが適用)
ドコモ公式:ずっとドコモ特典
毎月の料金・割引例
ギガライトを利用した場合の毎月の利用料金や割引金額はどうなるのかイメージが付かない方もいらっしゃると思いますので、ギガライトプラン利用時の毎月の利用料金と各キャンペーンの割引を3つの通話タイプ別にシミュレーションしてみました。(機種を購入した場合の機種代と(わずか数円の)ユニバーサルサービス料は含んでいません。)
注意点
ギガライト契約の最初の月は、契約事務手数料3,000円(税抜)が別途加算(一部2,000円もあり)されます。(ドコモオンラインショップで契約した場合は事務手数料が0円になりオススメです)

既にドコモユーザーで新規契約・機種変更・MNPを伴わない料金プランのみ変更する場合は、契約事務手数料はかかりません。
2年の定期契約あり(自動更新)の場合の表なので、定期契約にしない場合は割引額を変えて計算してください。

ギガライトに契約した最初の月の利用料金の日割り計算の有無については、新規契約・MNPの場合のみ日割り計算されます。機種変更やプラン変更については、月の途中でも日割り計算にならないので、注意しましょう。
通話タイプが通常(国内通話30秒につき20円)の場合
「ギガライト」で通話オプションを付けない標準(国内通話30秒につき20円)の従量課金型の通話タイプを選択した場合は以下のようになります。
●通話オプションを付けない場合
※税抜・1人あたりの料金
ファミリー割の対象回線数 | 1回線 | 2回線 | 3回線以上 |
---|---|---|---|
基本料金 (割引なし) | 4,480円~7,480円 | ||
2年契約(自動更新) | -1,500円 | ||
みんなドコモ割 | 適用なし | -500円 | -1,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 2,980円 | 2,480円 | 1,980円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 3,980円 | 3,480円 | 2,980円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 4,980円 | 4,480円 | 3,980円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割なし) | 5,980円 | 5,480円 | 4,980円 |
ドコモ光セット割 | 適用なし(~1GB) -500円(~3GB) -1,000円(~7GB) | ||
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 2,980円 | 2,480円 | 1,980円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 3,480円 | 2,980円 | 2,480円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 3,980円 | 3,480円 | 2,980円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,980円 | 4,480円 | 3,980円 |
※全割引を適用した場合は1,980円(税込2,138円)~
(最初の月だけは契約事務手数料も必要。プラン変更のみの場合は除く)
5分通話無料オプションを付けた場合
「ギガライト」に通話オプションで1回5分以内の国内通話無料になる「5分通話無料オプション」を付けた場合は以下のようになります。
●通話オプション「5分通話無料オプション」選択の場合
※税抜・1人あたりの料金
ファミリー割の対象回線数 | 1回線 | 2回線 | 3回線以上 |
---|---|---|---|
基本料金 (割引なし) | 4,480円~7,480円 | ||
2年契約(自動更新) | -1,500円 | ||
通話オプション (5分通話無料オプション) | 700円 | ||
みんなドコモ割 | 適用なし | -500円 | -1,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 3,680円 | 3,180円 | 2,680円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 4,680円 | 4,180円 | 3,680円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 5,680円 | 5,180円 | 4,680円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割なし) | 6,680円 | 6,180円 | 5,680円 |
ドコモ光セット割 | 適用なし(~1GB) -500円(~3GB) -1,000円(~7GB) | ||
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 3,680円 | 3,180円 | 2,680円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,180円 | 3,680円 | 3,180円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,680円 | 4,180円 | 3,680円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,680円 | 5,180円 | 4,680円 |
※全割引を適用した場合は2,680円(税込2,894円)~
(最初の月だけは契約事務手数料も必要。プラン変更のみの場合は除く)
かけ放題オプションを付けた場合
「ギガライト」に通話オプションで国内通話24時間無料になる「かけ放題オプション」を付けた場合は以下のようになります。
●通話オプション「かけ放題オプション」選択の場合
※税抜・1人あたりの料金
ファミリー割の対象回線数 | 1回線 | 2回線 | 3回線以上 |
---|---|---|---|
基本料金 (割引なし) | 4,480円~7,480円 | ||
2年契約(自動更新) | -1,500円 | ||
通話オプション (かけ放題オプション) | 1,700円 | ||
みんなドコモ割 | 適用なし | -500円 | -1,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 4,680円 | 4,180円 | 3,680円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 5,680円 | 5,180円 | 4,680円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 6,680円 | 6,180円 | 5,680円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割なし) | 7,680円 | 7,180円 | 6,680円 |
ドコモ光セット割 | 適用なし(~1GB) -500円(~3GB) -1,000円(~7GB) | ||
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,680円 | 4,180円 | 3,680円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,180円 | 4,680円 | 4,180円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,680円 | 5,180円 | 4,680円 |
合計(~7GB) (ドコモ光セット割あり) | 6,680円 | 6,180円 | 5,680円 |
※全割引を適用した場合は3,680円(税込3,974円)~
(最初の月だけは契約事務手数料も必要。プラン変更のみの場合は除く)
ギガライトの非常によい点
ギガライトの料金の付け方で非常によい点があります。
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアのライトユーザー向けの段階制料金プランの特徴として、データを多く使ってしまった場合の一番高額になるステップに到達すると大容量の完全定額制のプランよりも高額になるという料金の逆転現象が発生するのですが、今回のドコモの「ギガライト」と「ギガホ」については料金の逆転現象が発生しません。
ギガライトで5GB~7GBの一番高額になるステップに到達しても、ギガホの料金と比べ同額(最初の半年は「ギガホ割」で割引あるため)、もしくは1,000円安い(7ヶ月目以降)価格帯になっていて、純粋に7GBをプラン選択の境界として、どちらのプランを使うべきかの判断がしやすい点があり、ほかの同様のプランにはない大きなメリットです。
- 毎月の利用データ量が7GB未満なら「ギガライト」を選択すればOK!
- 毎月の利用データ量が7GB以上なら「ギガホ」を選択すればOK!
従来プラン「ベーシックパック」との比較
従来プランの「ベーシックパック」の料金シミュレーションもまとめてみました。
※ドコモの長期利用で適用される割引「ずっとドコモ割プラス」の計算は入れていません。(最大の割引になるプラチナステージの場合には以下の表からさらに最大で200円~800円が割り引かれます)
●通話プラン「シンプルプラン(スマホ/タブ)」(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金
プラン名 | ベーシックパック |
---|---|
基本料金 (割引なし) | 2,480円 |
2年契約(自動更新) | -1,500円 |
ウェブ使用料 (spモード) | 300円 |
パケットパック | 2,900円~7,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 4,180円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 5,280円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 6,280円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割なし) | 8,280円 |
ドコモ光セット割 | -100円(~1GB) -200円(~3GB) -800円(~20GB) |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,080円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,080円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,480円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割あり) | 7,480円 |
- ドコモ光セット割なしの場合:2,980円(~1GB)~5,980円(~7GB)
- ドコモ光セット割ありの場合:2,980円(~1GB)~4,980円(~7GB)
●通話プラン「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金
プラン名 | ベーシックパック |
---|---|
基本料金 (割引なし) | 3,200円 |
2年契約(自動更新) | -1,500円 |
ウェブ使用料 (spモード) | 300円 |
パケットパック | 2,900円~7,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 4,900円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 6,000円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 7,000円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割なし) | 9,000円 |
ドコモ光セット割 | -100円(~1GB) -200円(~3GB) -800円(~20GB) |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 4,800円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,800円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 6,200円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割あり) | 8,200円 |
- ドコモ光セット割なしの場合:3,680円(~1GB)~6,680円(~7GB)
- ドコモ光セット割ありの場合:3,680円(~1GB)~5,680円(~7GB)
●通話プラン「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」(国内通話24時間無料)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金
プラン名 | ベーシックパック |
---|---|
基本料金 (割引なし) | 4,200円 |
2年契約(自動更新) | -1,500円 |
ウェブ使用料 (spモード) | 300円 |
パケットパック | 2,900円~7,000円 |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割なし) | 5,900円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割なし) | 7,000円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割なし) | 8,000円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割なし) | 10,000円 |
ドコモ光セット割 | -100円(~1GB) -200円(~3GB) -800円(~20GB) |
合計(~1GB) (ドコモ光セット割あり) | 5,800円 |
合計(~3GB) (ドコモ光セット割あり) | 6,800円 |
合計(~5GB) (ドコモ光セット割あり) | 7,200円 |
合計(~20GB) (ドコモ光セット割あり) | 9,200円 |
- ドコモ光セット割なしの場合:4,680円(~1GB)~7,680円(~7GB)
- ドコモ光セット割ありの場合:4,680円(~1GB)~6,680円(~7GB)
月額料金を比較すると新プランの方が月額利用料金は相当安く、さらに家族回線を複数もっている人であれば、さらに料金メリットがある結果になりました。
ただし、新プランの「ギガライト」についてはかなり重要な割引サービスが利用できないデメリットが存在します。
デメリット

ドコモの公式ページ内に「ご注意事項」という項目があり、詳細内容は閉じられているのですが、この内容の中に重要なことも書かれているので、押さえておくべきポイントをご紹介します。
利用できない割引サービス
「ギガライト」は総務省の指導により分離プランとして出したということもあり、通信代+端末代をセットにした割引ができなくなっています。その影響で、以下の割引サービスが利用できなくなります。
- 月々サポート
- 端末購入サポート
- docomo with
- ドコモの学割
- eビリング割引
特に最初の3つの割引が使えなくなることで、端末代金を抑えた形での購入が困難になることが予想されています(現時点では、ドコモから端末代金に絡むキャンペーン内容が発表されていません。ただ、セットでの割引が総務省指示で出せなくなっているので、端末を購入する場合の代金が高騰する可能性が十分にあります。)
つまり、従来のプランと比べ、通信料は抑えられる代わりに、端末代金が高くなる可能性があり、トータルで見ると安くなる人も、逆に高くなってしまう人もいるという点には注意が必要です。(今後の端末代金の扱いに注目したいところです。)
ギガライトなどの新プラン用の端末購入サポートとして、最大で購入したスマホ代の3分の1の支払いが免除される「スマホおかえしプログラム」が2019年6月より始まりました。
(当初の予想通り通信料は抑える代わりに端末代金は以前よりは高くなる傾向になっています。)
ギガライトにプラン変更すると割引が終了してしまう
現在、上記の割引サービスを利用している状態で、従来プランから「ギガライト」にプラン変更してしまうとプラン変更以降の割引が終了してしまう点には特に注意が必要です。

プラン変更をする場合には、変更するタイミングは考えましょう。
月々サポートの場合
割賦代金の支払いの完済前にプラン変更してしまうと、以降の割引が無くなり、現在利用している端末代金の支払い金額が高くなってしまいます。
端末購入サポートの場合
12ヶ月以内(購入日もしくは開通日の翌月1日から起算して12ヶ月以内)にプラン変更してしまうと、端末購入サポートに関する契約解除料が発生してしまいます。
docomo withの場合
元々の終了条件である、docomo with以外の対象機種への機種変更をしない場合でも、プラン変更してしまうことで1,500円の割引適用が終了してしまいます。
ドコモの学割の場合
最大13ヶ月の月額利用料1,500円引きを受けられる期間中にプラン変更してしまうと、この割引適用が終了してしまいます。
docomo Wi-Fi永年無料キャンペーンが利用できない
従来のプランではdocomo Wi-Fiを月額料金が永年無料で利用できる「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」を利用できましたが、ギガライトについてはこのキャンペーンの対象外となってしまいます。
代わりに利用できる「docomo Wi-Fi無料キャンペーン」がありますが、2020年6月30日までと期間限定で無料という形に変わってしまいます。(期間終了後は月額300円)
ギガライトはデータ容量を分け合えない
従来のプランには「ベーシックシェアパック」という1つのデータ容量を家族複数人で分け合って利用するプランがありましたが、
ギガライトやギガホでは家族複数人で1つのデータ容量を分け合って利用するプランが用意されていません。
ベーシックシェアパックから新プランにプラン変更する場合には、家族それぞれがギガライトもしくはギガホがよいかを判断して、それぞれプラン変更する必要がある点には注意が必要です。
※タブレットなどの通話機能を持たない端末とデータシェアするオプション(データプラス)はありますが、通話機能を持っている複数回線でのデータシェアのサービスは新プランにはありません。
ギガライト向きの人は?
「ギガライト」プランは以下に当てはまる人に向いています。
- 家族まとめてドコモを利用する人
- 毎月のデータ利用が7GB以下の人
- 端末購入をしない、機種変更までの期間が長い人
まとめ
2019年6月から始まるドコモの新プラン「ギガライト」は、データをあまり利用しないライトユーザー向きのプランで、公式サイトにある月額「1,980円」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。
従来型のプランと比べ、通信料については月額料金がかなり安くなる傾向はありますが、端末代金については、現時点では公式発表が無いため何ともいえないものの、通信料と端末代金とのセット割ができないこともあり、端末代金については高額になってしまう可能性があります。
また、新プランでは利用できない割引やキャンペーンがあり、プラン変更してしまうことで割引が打ち切られてしまい、料金が高額になってしまう可能性があるため、プラン変更をするタイミングについてはよく考えましょう。
いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!
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